小説の方は読んだことがない

ので

映画の感想です

ヒトは

大事な人を失ったとき

あまりのショックで立ち直ることができない

どんなに悲しんでも

泣き叫んでも

神に祈ろうと

戻ってこない大事な人

この悲しみは時間が少しずつは

癒やしてくれるが

それでも足りないなにかがある

輪廻転生

子供は実は母親を選んで生まれてくる

子供は

前世でできなかったことを実現する

実現するまで何度も生まれ変わり

やり残したことを実現しようとする

大泉洋が演じる主人公は事故で妻と娘を亡くす

非常な悲しみに打ちひしがれる

やっていた仕事もやめて実家に戻り

年老いた母親と暮らしている

そこへ

目黒蓮演じる

見ず知らずの男が

主人公に会いにやってくる

男は奇妙なことを話し出す

私はあなたの娘さんが亡くなる日に電話を受けた人間です

あなたの娘さんとは面識がないのですが

あなたの娘さんはもしかしたら

私が大学生のときに

非常に愛した女性の生まれ変わりなのかもしれないのです

なぜなら

あなたの娘さんは私と彼女しか知らないはずことをしっている

どう考えてもそうとしか考えられないのです

主人公は

そんな馬鹿げたことあるわけない

それに

何よりも

娘は私の

たった一人の娘なのだ

そんな

生まれ変わりなんて

冗談でも云うな

と怒る

見ず知らずの男は

わかりました

その言葉でようやく

吹っ切れる事ができました

といって

去っていく

一方で

娘の高校時代の友人がいて

その友人には娘がいる

友人は

主人公に会い

自分もまた

輪廻転生を信じている

と話す

実は娘もまた主人公の娘の生まれ変わりなのだ

と話す

初めに娘に生まれ変わった女性

つまり

目黒蓮演じる男の恋い焦がれる女性は

非常に不幸な結婚をしており

生い立ちも幸福とは言えない

目黒蓮演じる男に惹かれながらも

結婚相手から逃れることができず

無念の死を迎えてしまう

この女性が主人公の娘に生まれ変わり

娘は友人の娘に生まれ変わり

愛する男との再開を果たす

実際の映画は非常に巧みに構成されていて

見ているヒトに非常に重要なある考えに導いてくれる

最後は主人公はきっとこんなことを考えたかもしれない

「ああ  そうか   人生って複雑に見えるけど  もっときっと単純なものなのかもしれないな   

つまり あの  見ず知らずのあのひとだって  きっと誰かの大切なヒトだし  だとしたら 人類に対して優しくしてやらなきゃ いけない  なにせ  もしかしたら  あのひとだって 俺の大事なあのヒトの生まれ変わりかもしれない    そうか  つまり  俺って人間だって  何かの生まれ変わり  

だとしたら  俺の人生も全く俺のものと言うわけじゃない   使命を見つけることが重要なんじゃないか  あの  愛する男に会うために何度も生まれ変わった 女性のように    俺はなんて自分勝手な考えをもって生きてきたんだろう    大事なことは 生き死にではない   自分に正直に生きることなんじゃないか」

月は

女性を象徴するシンボルである

満ちてはかけるが

決して欠け続けてしまうことはない

再び満月は訪れる

ユングは

男性の心の中の女性を

アニマ

と呼んでいる

アニマは何度も転生し

時代や場所を変えて男性の心の中に現れる

アニマを失った状態は

男性は

やる気を失い

生気なく、年老いてしまう

男性は

このアニマを失ってしまわないように

生きたほうがよい

アニマを失わないために

男性はどうしたら良いのか

転生の最初の女性

有村架純演じる女性は

田中圭演じる旦那さんから

逃れたい

田中圭演じる旦那さんは

叫ぶ

君が惚れているその男と僕と一体何が違うのだ

女性は答えない

この男に説明してもわからないことは明白だから

男性諸君

本気で女性をいたわってあげているか

投稿者

しま管理人

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